心霊図書館雑誌総合案内> 「心霊と人生・第四巻

編輯室より

 △暑い息ぐるしい夏がようやく去って爽かな秋冷の気が天地に音信おとづれたと思うと同時に、心霊党の間にも大活動の機運が起りかけました何より歓ばしきは東西の読者間に、有力なる「心霊研究所設置」の議が着々歩武をすすめつつあることです。成るべく早く、成るべく堅実にそれが具体化することを御同様切望に堪えません。

 △右「心霊研究所」設置が単なる空想でないことは、東京大阪等において最近真面目なる後援会が続々組織されるので判ります。曩きに「万灯山後援会」が東京で組織されたことは皆様御承知の通りでありますが、今回「中西女史後援会」なるものが東京で組織され、続いて「国民自健術後援会」なるものが大阪で組織され、すでに着々活動の緒に就きつつあります。

 う機運が熟して来ては日本の心霊運動が最後に何とかしかるべき形に纒まるべきは火を見るよりあきらかであります。いわんやまだ名告なのりをあぐるには及ばないが、遥かに水平線を突破せるくしき能力の所有者が人知れず天の一方において静かに時運の到来を待ちつつあるにおいてをやであります。いずれにしても皆様の御自愛を祈ります。(二・十・四 馮虚)


底本: 雑誌 「心霊と人生」 第四巻第十一号

発行: 1926(昭和2)年11月1日 心霊科学研究会

※ 青空文庫の「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に準拠して、底本の旧字表記をあらためました。

※ 底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。

※ また、HTML化に際して、章毎にページを分け、箇条書きに改行を加え、底本中の傍点表記を、下線表記に、白丸傍点表記を、強調表記に、置き換えました。

※ 入力:いさお      2008年10月6日

※ 公開:新かな版    2008年12月31日


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