心霊図書館雑誌総合案内> 「心霊と人生・第四巻

編輯室より

△御承知のとおり本誌七月号以後は編輯部に岡田蒼溟氏が加わって居ります。そして報道以下約十六七頁は常に同君の手でまとめられ以前私一人で編輯して居た時とは大分面目を更めて居ります。

△岡田氏受持の部門には多数の寄書其他そのほかが載せられて居る結果、一方からは色とりどりの面白味もありますが、他方から観れば頗る雑駁で、時に単なる一家言としてのみ通用するような気焔や鼻元思案も見受けらるるのは当然であります。

△怪しいと思わるる点はお互に遠慮なく批判し合い、指摘し合うべきで、決して盲従すべきではないと思います。本誌はどこまでも自由なる研究壇場であって、勝手な熱を吐く説教壇場であってはならぬのであります。

△一例を挙ぐればO生の「天界旅行談評」の一説「遊魂を肉体に繋留するに必要なる霊紐なるものは精々四五里内外しか伸びぬ」などは単なる一家言で、幾多の実例がこの説を否定するのであります。他にもう言った種類のドグマが沢山まじっているように見受けます今の所心霊研究が発達の途上にある丈それ丈お互に虚心坦懐衆智を集めて大成を期せねばなりません。議論のある方々は何卒御意見を発表してください。成るべく紙面を割いて掲載したいと考えます。(二・九・六 憑虚)


底本: 雑誌 「心霊と人生」 第四巻第十号

発行: 1926(昭和2)年10月1日 心霊科学研究会

※ 青空文庫の「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に準拠して、底本の旧字表記をあらためました。

※ 底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。

※ また、HTML化に際して、章毎にページを分け、箇条書きに改行を加え、底本中の傍点表記を、下線表記に、白丸傍点表記を、強調表記に、置き換えました。

※ 入力:いさお      2008年10月6日

※ 公開:新かな版    2008年12月15日


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