心霊図書館雑誌総合案内> 「心霊と人生・第三巻

第八支部――支部の申込は諸方からありますが、手がまわり兼ねて弱っています。旧臘中に決定したのは第八支部で、(主任)東京市本所区中之郷八軒町三〇後藤吉之助氏外十名です。その他も追々整頓して行きたいと思います。

△『正体術』――本書は照国会の発行にかかり、高橋迪雄氏の創始せる正体術を説明したものです。主文の予備として実験談片数十章、それから体の使い方、正体の核心、姿勢矯正法等に分けて説明されて居ます。正体術とは『内俯せに腹這いにさせ、骨格の狂っている場所なり、程度なりに応じて、各人に或る種の筋骨運動を課するのであるが、その筋骨運動なるものは極めて軽易且短時間のもので、主として腰部以下足首までの肢体を動かす丈のことであるが、夫が人体を艦船に喩えて、龍骨たるべき脊椎、機能上の命令権を有っている屋台骨に微妙なる衝動を与えるのだから、世の中の如何たる整形外科術にも接骨術にも、又揉療法にも無いところの矯正技術の効果が生み出される………』というのです。兎に角高橋氏は独得の正体術によりて病者を治し又健康者を一層健康ならしむることにかけて霊妙な研究を遂げた方らしい。或人は『天才人高橋氏の正体術は欧米医学に超越し、正しく吾邦固有の仁術より出発したる最も簡単、最も明瞭、最も効果あるものにして、亦よく後世に伝え得べき空前のものと信ずる』と激称して居ます(東京府大久保百人町三七三照国会発行 定価一円五十銭)。

松の精――前号に一寸紹介した松の精申込につきて種々問い合わせがありますから左に御報告致します。

会費は一ヶ月金三円五十銭(松の精二回発送)、三ヶ月金十円(六回発送) 六ヶ月十九円五十銭、十二ヶ月三十八円五十銭。
申込は信州下諏訪、味沢化学研究所
詳しい事は直接同所へ照会さるれば説明書を送る筈です。

ユーゴン――これは最近本会々員O氏により研究された皮膚病一切の特効薬で、インキン、タムシ、クサ、ヒヒ、シラクモ、ニキビ、ガンガサその他に偉効を有するそうです。その実験談をきくと驚くべきものがあります。が、本誌とはやや畠違いの感があるから差控えます。(定価五十銭、郵税十二銭、東京市麻布区材木町十一番地日泉商会発売)

神霊院――本会々員梶山晎甫氏夫妻は今回東京有志者の要望もだし難く、神田区猿楽町一ノ二に神霊院を開き疾病治療並に神占の求めに応ずる事になりました。氏は『私の力で病人を治せる間は皆さんのお求めに応じますが、きかなくなったら直ちに廃めて帰臥します。』と言っている位で、その熱誠と実力とは必らず世人の視聴を惹くことになりましょう。


底本: 雑誌 「心霊と人生」 第三巻第三号

発行: 1925(大正15)年3月1日 心霊科学研究会

※ 青空文庫の「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に準拠して、底本の旧字表記をあらためました。

※ 底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。

※ また、HTML化に際して、底本中の黒丸傍点表記を、強調表記に置き換えました。

※ 入力:いさお      2007年12月18日

※ 公開:新かな版    2008年1月5日


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