△二月もあわただしく過ぎて早くもモー原稿〆切の期日になって
△本誌は昨年の十月号までは博文館印刷所で印刷していましたが、その博文館が共同印刷となり、お気の毒にも近頃労働争議で業務を休んで居ります。これには多数の雑誌社が迷惑し、三月号休刊の向きもあるとききますが、本誌は印刷所を他にかえていました
△一月から二月にかけては私は例の四年越しの宿題、品川守道さんの『刀剣引寄』の実験遂行に努力し、二月一日品川さんの守護神に願って、いよいよ二月二十一日午後二時からこれを実行する運びになりました。科学画報社と主婦之友社とがこの仕事に共鳴されて種々の便宜を与えられたことは
△但し今後は機会を見てボツボツ各地で実験会を催す筈ですから、順次に皆様の御出場をお願いすることができようと存じます。その点悪しからず御諒察をお願いします。
(憑 虚)
底本: 雑誌 「心霊と人生」 第三巻第三号
発行: 1925(大正15)年3月1日 心霊科学研究会
※ 青空文庫の「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に準拠して、底本の旧字表記をあらためました。
※ 底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
※ また、HTML化に際して、底本中の傍点表記を、下線表記に、白丸傍点表記を、
※ 入力:いさお 2007年12月18日
※ 公開:新かな版 2008年1月12日