心霊図書館雑誌総合案内> 「心霊と人生・第三巻

編輯室より

◆会員並に読者諸君に向い謹みて新年の祝辞を申上げます。本年も不相変あいかわらず皆様の御援助と御指導に預かり、斯学のめに応分の努力を払わせて戴きたいと存じます。霊媒、研究者、後援者、以上三拍子揃わぬ時は充分の発展は望まれませぬ。せめて本年中には相当目鼻がつくよう、御同様年の始において前途を祝福しましょう。

◆牛の歩みの進歩は遅いようでも一年又一年と次第次第に基礎工事は出来つつあります。大正十二年春本会の創立当時と今日とを対比する時はさすがに同日の談ではなくなりました。大震火災をくぐっても不景気に遇っても意気ますます揚がるところに心霊研究の生命が窺われます。会の番犬として私も一生懸命奮励努力しますがお皆様の御鞭撻を切望いたします。

◆本号には所期の原稿の全部が掲載し得ませんでしたが、私としては年内において相当勉強したつもりです。ポーランドのクルスキィ氏の異常能力の紹介記事は是非広く本邦の識者に一読して戴きたいと存じます。それから西洋種ではウィックランド夫人の憑霊現象、ワアド学士の幽界行脚、日本種では瀧川氏の霊媒能力、石塚氏の心霊療法等決して軽視してはならぬ事柄と愚考します。是非皆様の手から口から、それからそれへと御伝えをお願い致します。

(憑虚)


底本: 雑誌 「心霊と人生」 第三巻第一号

発行: 1925(大正15)年1月1日 心霊科学研究会

※ 青空文庫の「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に準拠して、底本の旧字表記をあらためました。

※ 底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。

※ 入力:いさお      2007年8月6日

※ 公開:新かな版    2007年12月8日


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