心霊図書館雑誌総合案内> 「心霊と人生・第二巻

編輯室より

△発行所が鶴見、事務所が丸の内、その間を省線でつないで約四五十分、私は月水金の三日だけ出勤の規定ですが事務員の小島君は毎日通勤します。ずこれでどうやら私達の仕事にも順序がつきかけました。長い間引越し騒ぎで皆様に御心配をかけましたが、これからは万事スラスラと運ぶでしょう。ずは御安心をお願い致します。

△各地の会員諸君からは不相変あいかわらずいろいろ編輯材料を御寄贈くだされ、ここに謹んでお礼申上げると同時に今後は一層ソーシテ頂きたいと存じます。又本誌の改良そのほか経営上の問題に関してもドシドシ御忠告を賜わりく存じます。何分手不足で行っている仕事ですから改善すべき点は多々あるに相違ありますまい。善いかんがえはドーシテも第三者から出るものです。

△炎暑の候とて心霊上の実験講話は捗々はかばかしくまいりませんでしたが、秋冷の候を待ってこれおおいに実行するかんがえです。各地の会員諸君も成るべく、十人なり十五人なりの団体を作り、これに対する準備を施して戴きたい。いかに熱心なお方でもたッた一人のめに講演なり、実験なりをしてあげる事はず不可能です。書物の上だけの心霊研究はいささか畳の上の水練の嫌がありますので、ドーしても支部ようの設備が必要になるのであります。

△皆様から多大の期待を受けていたワアド学士の霊界探検記もいよいよ今秋嵩山房から『死後の世界』と題して出版されることになり、既に印刷校正に着手し、同時に『岩間山人と三尺坊』も校正中であります。これで貧弱な日本の心霊界に有力なる参考資料が二冊だけ殖える訳であります。私も編輯の余暇大にこの方面に努力したいと考えて居ります。(憑虚)


底本: 雑誌 「心霊と人生」 第二巻第九号

発行: 1924(大正14)年9月1日 心霊科学研究会

※ 青空文庫の「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に準拠して、底本の旧字表記をあらためました。

※ 入力:いさお      2007年7月5日

※ 公開:新かな版     2007年9月3日


心霊図書館雑誌総合案内> 「心霊と人生・第二巻

心霊図書館: 連絡先