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評壇

▲旧型の霊術家▼

 前述の如く、新型の科学者がドシドシふるい立って来た今日、心霊現象の研究者も余程よほど腹帯をしめてかかる必要がある。世の所謂いわゆる霊術家なるものは、概して頭脳が古くつ幼稚で、窮理心、研究心が極めて貧弱なるを常としさもなき事柄を捕えて直ちに奇蹟呼ばわり、霊覚呼ばわり、神様呼ばわりをする。はなはだしいのになると単なる物理的現象と真個の霊的現象との区別を無視しさえもする。

 これを要するに旧型の迷信分子とやま子気分とを多量に含有する所謂いわゆる霊術家の跋扈ばっこする時代は過ぎた。心霊科学の基礎が出来ると共にそれ等の不純分子は一掃されてしまう。何事も難有ありがたづくめの旧型の霊術家は何事も物質づくめの旧型の科学者と枕を並べで滅びるがよい二十世紀の新時代は新型の科学者と新型の心霊学者とによりて健全に築き上げられて行くのだ


底本: 雑誌 「心霊界第二巻第五号」 

発行: 1924(大正14)年5月1日 心霊科学研究会

※ 青空文庫の「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に準拠して、底本の旧字表記をあらためました。

※ 底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。

※ また、HTML化に際して、底本中の傍点表記を、下線表記に、白丸傍点表記を、強調表記に、置き換えました。

※ 入力:いさお      2007年 月 日

※ 公開:新かな版     2007年5月7日


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