心霊図書館雑誌総合案内> 「心霊界・第一巻

霊界通信方法の変遷

霊界通信は、現在の多くは霊媒の自動書記に拠るものであって以前のものより完全な域に達して居るが、千八百四十八年にラップ現象に依って行われ始めて以来、その方法には幾多の変遷を経来って居る。ロンブローゾ教授は、その著書中(和訳、「死後の生命」)においてこの点に論及して曰く――

「他界との通信が、今日まで断片的で不確実であったとすれば、そは通信の方法が粗野で不適当であったからである。しかし、その方法は漸次完全になりつつある。」

と。そして、その変遷に就いては、次ぎの如く云って居る。

一、亜米利加アメリカのフォックス姉妹がラップの数に依って、しかりとか否とかう解答を与えることを求めたのは、今や半世紀以前のことである。

二、別の亜米利加アメリカ人が、ラップをもってアルファベットを表わすことを求めたのもまた久しき以前のことである。

三、次いで、霊魂の勧告に依って、一小卓子テーブルを採用したが、これは壁よりも遥かに便利であった。

四、次ぎに、鉛筆を卓子テーブルに附着せしめ

五、次ぎにこの鉛筆を占板プランセットに附けることにし

六、最後に手に持つようにした、

七、この後、霊魂は霊媒の手を借らず、独立に書くようになった。

八、次いで、彼等は外形を表わすようになった。

九、今日では、機械的に正確なる筆写法を用いる企てをして居る。


底本: 雑誌 「心霊界第一巻第十号」

無記名記事につき著者不明

発行: 1923(大正13)年11月1日 心霊科学研究会

※ 青空文庫の「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に準拠して、底本の旧字表記をあらためました。

※ 底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。

※ また、HTML化に際して、底本中の傍点表記を、下線表記に、白丸傍点表記を、強調表記に、置き換えました。

※ 入力:いさお      2006年9月21日

※ 公開:新かな版     2006年9月22日


心霊図書館: 連絡先